Cast
安嶋秀生
ピーチ(桃太郎)
天上にある桃の木の実から生まれたある種の天才。同時に自己中心的な永遠の子供。
小田将聖
レオナルド・ボヌッチ(犬)
ピーチの第一の家来。猿のモンチとは犬猿の仲。何かと衝突しては、雉になだめられる。ピーチには頭が上がらない。典型的な子分タイプ。
細見大輔
ルカ・モンチ(猿)
ボヌッチとの関係が悪く、一時はお供をやめようとしたが、鬼ヶ島のお宝の話を聞いて踏み留まる。優柔不断な経済最優先主義。
久保田秀敏
イワン・フェザンチ(雉)
頭の良さを誇り、モンチに主従の道徳を教えるような啓蒙主義。
ブラザートム

孤島の楽園で暮らしている。人間を恐ろしい生き物だと思っている。
* * * * *
 Musican 
Guitar・Vocal・Samples 大嶋吾郎
Dram・Vocal・Percussion Grace
Sax・Trumpet・etc. YOKAN
Bass 沖山優司
Staff
原作 芥川龍之介『桃太郎』
上演台本・演出 鈴木勝秀
音楽 大嶋吾郎
企画・制作 クオーレ
Comment
安嶋秀生
先輩やJr.の仲間達がお世話になっている演出家の鈴木勝秀さんの下で、舞台の主演を務めさせていただける事がとても光栄です。初の単独主演を務めさせていただけると知った時はとても嬉しかったです。そしてメンバーの小田将聖も共演という事でとても心強いです。アクロバットやダンスの印象が強い僕だと思うのですが、今回の舞台を経験して演技の印象も付けられるように頑張ります!よく自分の顔は昭和顔と言われているので、昔話の中でも人気の高い「桃太郎」がコンセプトと知って、自分の顔にハマっているなって思いました (笑) 。今回の作品の桃太郎では皆さんが知っている勇敢な桃太郎ではなく、芥川龍之介さんの視点で描いた話がベースになるそうで、どんな作品になるのかが稽古が待ち遠しいです。ダンスや歌も入るようなので、そちらも楽しみです!
小田将聖
初めてジャニーズ公演以外の舞台作品に出演させていただくので、今回はたくさん学び、自分自身を磨いていけたらと思います。僕自身かなり後輩気質で、犬っぽい忠誠心があり、おバカなところもあると思うので、普段の自分を出しつつ演技に励みたいです。更に誰もが小さい頃から馴染みのある「桃太郎」とは違った形でのエンターテイメント作品ということで、全く想像もつかないです。これから稽古するのが楽しみです!
細見大輔
2月の音楽劇「逃げろ!」に続いて、今年2度目のスズカツワールドに参戦いたします。今回の題材は「桃太郎」という事ですが、相変わらず奇想天外で、どうなるのか想像もつかない作品になるかと思います。これが稽古場でどんな風に形になっていくのか、今から興奮が止まりません。皆様に、見たこともないような景色をお見せできればと思います。初めましての方々ばかりで緊張しておりますが、最高の化学反応が起こせるよう頑張ります!
久保田秀敏
『桃太郎』は知っていても、いざ内容を詳しく説明しろと言われたら上手く説明できないほど昔に出会った作品です。歳を重ね、ものの考え方や価値観、解釈の仕方も変わった今再び触れてみると、ゾッとするような思考が身体中を駆け巡り、夏の暑さも吹っ飛びそうな心地になります。スズカツさんの作品に出演するのは、2作目。今回の作品では、あらためて自分の生き方含め、思考を巡らされる台詞がたくさん出てきて考えさせられます。軽やかなステップを踏んでると思いきや打ち出の小槌を打たれ何倍にも重くなっていく足。空気。関係。宝の持ち腐れにならぬよう生きたいですね。斬新な音楽と5人のMixtureで新たなピーチ太郎ワールドへと誘います。お楽しみに!
ブラザートム
コロナ禍の行動制限のある生活、大変でしたね。生活面も含めて、皆さんよく頑張りました。いや、まだまだこれからですかね!?こんな時こそ、上質なエンターテイメントを!、と当たり障りのないコメントですが、これから届く台本に期待を寄せつつ。『面白そう。面白くなりそう。面白くしなくては!』そして『大変そう。大変なことになりそう。大変なことにならないようにしなくては。』さぁーこの作品は、どうなるんでしょう。楽しみですね。
鈴木勝秀
本作では、芥川版「桃太郎」を下敷きにはするが、基本的に登場人物(動物・鬼)は全員がおバカ。手塚治虫が、どんなに残虐なシーンを描いても「マンガ」であることを貫いたように、あくまでエンタテインメントに徹し、桃太郎は型破りな王子として描く。また、設定を日本に限定させず、世界のどこかの国のお話に書き換える。童話や芥川版にないエピソードも加え、ピーチとお供の珍道中を中心に物語を進める。音楽は、大嶋吾郎のオリジナル・スコアによるロックバンドのミクスチャー・ロック生演奏により、ミュージカルとも音楽劇とも一線を画した独自ジャンルの成立を目指す。